コエンザイムQ10で心臓機能向上

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コエンザイムQ10が向上させる心臓機能とは?

コエンザイムQ10は、美容や健康への意識が高い女性を中心に美肌やダイエット、疲労回復効果などで知られています。これらの効果は、コエンザイムQ10が生体をサポートしてくれる成分であるからです。コエンザイムQ10は私たちの身体に必要な成分として存在していて、その働きは生命維持に欠かせない心臓の機能も高めてくれています。 そのため体内のコエンザイムQ10量を維持していくことが、健康維持にも重要です。どのようにコエンザイムQ10が心臓へ働きかけるのかご紹介していきますが、その前に、心臓の働きをみていきましょう。

肺循環

全身から二酸化炭素を集めてきた血液は、心臓から肺に向かって送り出されます。血液に含まれた二酸化炭素は肺で新鮮な酸素と交換されて、今度は心臓へ戻っていきます。この酸素と二酸化炭素が肺と心臓で交換される仕組みが肺循環です。

体循環

血液は心臓のポンプ機能によって押し出されて体内を循環します。血液は全身の器官や細胞に酸素や栄養素を運び、さらに不要となった老廃物などを体外へ排出するため、休むことなく流れ続けます。体循環とは栄養素と老廃物が交換され、心臓から送り出された血液が戻ってくる流れをいいます。

心臓機能が低下すると起きる症状

体内へ取り込む酸素の量は、血液の流れが大きく影響します。その血液の量を調節している心臓のポンプ機能が正常に働かなければ、血液の循環が悪くなり、身体に様々な不調があらわれます。

血流量低下による「めまい」

心臓から送り出された血液のうち、安静時で13~15%が脳へ送られます。脳は大量に酸素を必要とする器官であり、酸素不足にも弱い器官です。そのため心臓機能が弱まり脳への血流量が減少すると、立ちくらみなどの意識障害の症状があらわれてきます。

血行不良による「むくみ」

全身にある毛細血管は血液によって運ばれた栄養分や酸素と、組織から排出された老廃物や不要な水分を交換する働きがあります。心臓機能の低下によって血行が悪くなると余分な水分が組織に溜ってしまい、むくみの症状があらわれます。

酸素不足による「疲労感」

筋肉を動かすには充分酸素が供給されている必要があります。酸素は血液によって運ばれ筋肉へ行き渡らせているので、心臓機能の低下は筋肉の血流不足を招きます。すると筋肉は酸素不足になり、疲労や倦怠感があらわれてきます。

心臓病の治療薬として使用されていたコエンザイムQ10

コエンザイムQ10は以前、心臓のポンプ機能が正常に働かなくなる症状、うっ血性心不全の治療薬として用いられていた経緯があります。現在ではサプリメントなどで知られるコエンザイムQ10が医薬品として使用されていたのには、もちろん理由があります。それはコエンザイムQ10の高い「抗酸化作用」と、絶え間なく動き続ける心臓の機能を高める「エネルギー生成」作用が認められたことが大きいといえるでしょう。

医薬品としての実績や研究データを基に、現在では心臓に働きかけるサプリメントとして気軽に取り入れられるようになりました。

心臓機能向上に有効なコエンザイムQ10

心臓機能が低下する原因の1つに、私たちの身体を酸化させてしまう物質「活性酸素」が挙げられます。生活習慣やストレスなど外的な要因で発生する物質で、体内の細胞を酸化させて身体の機能を低下させてしまいます。コエンザイムQ10には活性酸素を効果的に除去する「抗酸化作用」があり、心臓の細胞に発生した活性酸素を除去することで心臓機能を向上させてくれるのです。

また心臓は休むことなく動き続け、血液を体内に送り続けています。ですが活性酸素によって機能が低下してしまうと、血液を送り出すエネルギーが減少してしまいます。コエンザイムQ10が活性酸素を取り除くことで心臓機能を向上させ、再び大きなエネルギーを生み出し、力強く血液を送り出すことができるようになるのです。

コエンザイムQ10は全身の細胞内に存在していますが、特に心臓の細胞に多く存在しています。この理由は、生命を維持する心臓のポンプ機能を働かせるには、それだけ多くのエネルギーを必要とするためです。心臓の機能の低下は、外的要因による活性酸素の増加だけではありません。加齢によってコエンザイムQ10量が減少することも大きな要因となります。

イタリアで心臓のポンプ機能に障害を持つ患者を対象にした研究が行われました。心臓麻痺患者2664人にコエンザイムQ10を服用させたところ、ほとんどの患者でポンプ機能に改善されたという結果が確認されています。この結果から、コエンザイムQ10量の減少がポンプ機能の低下に影響を及ぼすということがいえます。

コエンザイムQ10は20代をピークに、40代以降から急激に減少してしまいます。その結果として、心臓の機能が低下して血流量の減少や血行不良を招いてしまう可能性があります。 コエンザイムQ10は、減少してしまう前に一定量を保つことで5年後、10年後も健康を維持できる重要な成分です。日頃から体調の変化に気を配り、サプリメントでコエンザイムQ10を補っていきましょう。

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